補聴器装用者と会話するコツ

シンプルに捉え、会話の輪に入ってもらいましょう

より優れたコミュニケーションを。

時間をかける

補聴器を装用するには、慣れるための時間が必要です。初めて補聴器を装用する人にとっては、家族や友人、同僚からの励ましやサポートが欠かせません。それによって安心し、移行期間を経てよりよいコミュニケーションが取れるようになります。

より大声で話すことが常に最善策であるとは限りません。明瞭に話しましょう。

実用的なヒント

初めて補聴器を装用している、または初めて難聴を経験しているかもしれない大切な人とコミュニケーションするときに役立つヒントをリストアップしました。

根気
時間をかけて、特に少し疲れているときなどは、大切な人がリラックスできるように手伝ってあげましょう。他の感覚と同じように、聴覚も疲れていると低下しますので、根気よく行いましょう。

明瞭
明瞭に、通常のトーンで話しましょう。怒鳴る必要はありません。かえって音が歪み、不快になります。

配慮
配慮して大切な人の注意を引くようにします。名前を言ったり、ジェスチャーをしてみましょう。こうすることで聞こうという準備ができますので、言葉を聞き逃す可能性が低くなります。

位置
一番いい位置は、大切な人と直接向かい合うことです。できるだけ近くにいるようにしましょう (ただし個人の空間は大切に)。あまりに遠く離れていると、すべてをはっきりと理解できないことがあります。大切な人が片方の耳がよく聞こえるようであれば、そちら側に集中するようにします。ただし、直接その耳に話しかけたりはしないでください。自然を心がけます。

言い換える
別の言葉を使ってみましょう。言い方を変えると、大切な人が特定のことを理解しやすくなります。

 

え、何をしたって言ったの?

”ドレープ”を捨てた?、ああ、”グレープ”って言ったのか… 私たちは誰でもときどきお互いを誤解しますが、難聴を抱えると誤解は頻繁になります。