ロジャー オンは騒音下や離れた場所での日常使用に適した、ユニークなマイクロホンです。左右のどちら側から声がするかを認識し、空間情報を提供するため、視覚と聴覚の両方の手掛かりが得られます*。また、話している人の方向に自動的にビームが選択され、会話を支援します。
ロジャー オンは、補聴器用のインテリジェントなマイクロホンです。騒音下や距離のある状況での変化し続ける難しい音環境で、会話の質を向上させることを目的として設計されています。
ロジャー オンを使用すると、騒がしい中でのことばに関する性能により、背景雑音のある場合に会話の語音明瞭度が改善されます¹。さらに、話者が特定されて自動的に選択されます。
双方向の音声ストリーミングを使用すると、オンライン通話中、自分と話し相手は騒音下で音声をはっきり聞き取れます。
レストランでの食事では通常、複雑で混ざり合った音や背景雑音が伴います。ロジャー オンを使用すると不快な雑音が低減されるため、会話をしっかり捉えることができます。
エンジンの音や道路の雑音があると、会話が困難になります。ロジャーの技術は、話者のことばを補聴器に直接送信することにより、コミュニケーションの課題を克服できるようにサポートします。
スポーツをしているときに、コーチやチームメートの声を聞き取るのが困難な場合があります。ロジャー オンは、誰が話しているかを識別し、気が散るようなノイズを低減するので、ゲームに集中することができます。
ロジャー オンに同梱のドッキング ステーションでテレビを視聴したり、スマートフォンにケーブルをプラグインするだけで音楽を鑑賞したりできます。
マイロジャーマイク アプリを使用すると、スマートフォンからロジャー オンを制御できます。環境や個人の好みに応じて、マイクロホンの設定をカスタマイズできます。聞く対象の1人または複数の話者にビームを向けたり、マイクロホン モードを変更したりすることも可能です。
電池がフル充電の状態で最大8時間の連続使用に対応しているため、電池切れの心配もありません。
暮らしの中で起こっている変化についていき、柔軟に対応できるソリューションが必要でした。ロジャー オンが最適なソリューションです。
ロジャー オンのマイクロホンは、自分のニーズに合わせて、手で持つ、テーブルの上に置く、話者に装用してもらう、オンライン通話でストリーミングするなど、柔軟に様々な状況で使用できます。ロジャー オンのマイクロホン設定は、環境に合わせて自動的に変化し、必要な聴覚パフォーマンスが実現します。
オンライン通話では、同僚の会話が補聴器に直接ストリーミングされると同時に、顧客の声がコンピューターに送信されて、同僚も雑音のある状況で顧客の声を明確に聞き取ることができます。こうした完備されたソリューションにより、ロジャー オンはヘッドセットのように使用することができます。
会議やレストランで、ロジャー オンのマイクをテーブルに置き、マルチビームテクノロジー2.0で音源を特定できます*。
インタビューモード2.0では3つのマイクロホンが並んでおり、背景雑音があるときに側方の会話を除外して、特定の話者に集中することができます。
会議や講義で、発表者がロジャー オンをクリップオン ラペルマイクとして装用すると、マイクロホンの位置に関係なく話者の声を自動的にピックアップできます。
ロジャー オンは、ノートパソコンやテレビの音声出力に接続し、音を補聴器に直接ストリーミングできます。
ロジャー オンを他のマイクロホンと組み合わせることができます。最適な聞き取りを体験するには、ロジャー テーブルマイク II と一緒に使用することが推奨されます。
ロジャー テクノロジーを使用する場合としない場合で、ことばの理解の差を体験してください。
ロジャー オンは、ルミティ、パラダイス、マーベル、ほぼすべての補聴器や人工内耳と互換性がありますが、機能するには以下のレシーバのいずれかが必要です。
ロジャー ネックループは、T コイルを備えた補聴器や人工内耳に対応した汎用型ネックループ受信機です。
この機能を補聴器内の受信機にインストールし、ロジャーのマイクロホンで両耳に直接ストリーミングでき、外部機器を接続する手間を省けます。
これらの受信機は、フォナック補聴器や人工内耳のスピーチプロセッサのデザインにフィットし、適したカラーから選べます。
ロジャー エックスは、市販のほぼすべての補聴器や人工内耳のサウンドプロセッサに対応した小型の汎用受信機です。
ロジャー オンを USB ケーブル経由でコンピューターに接続すると、オンライン通話中にロジャー オンをヘッドセットのように使用可能です。オンライン参加者からの音声が補聴器にストリーミングされると同時に、自分の音声が受信されてコンピュータを通して信号が送信されます。
ロジャー オン デバイスのヘッドセット モードは、USB ケーブルでコンピュータ、タブレット、スマートフォンの USB ポートに接続して動作するように設計されています。ヘッドセット モードを使用するには、付属の USB ケーブルを使用してロジャー オンをコンピュータに接続します。一部のタブレットやスマートフォンでは、USB-C to USB-C ケーブルが必要になる場合があります。このようなケーブルは電気店で安価に購入できます。短いオーディオ ケーブル接続を使用する場合、ヘッドセット モードはサポートされないことに注意してください。
マルチビームテクノロジー2.0では、ステレオ音質のストリーミングが行われるため、左右の表示が必要です。補聴器をフィッティングした側をロジャー ダイレクトのみが検知します。他の受信機には左右の表示がなく、マルチビームテクノロジーの従来の機能が適用されます。
ロジャー オンは防滴保護が施されていますが、防水ではありません。雨天の屋外などでは使用できます。ロジャー オンが濡れたらスイッチをオフにし、乾燥した布で拭いてください。
マイロジャーマイク アプリを使用すると、以下の操作を遠隔で行うことができます。
Bluetooth® のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc. が所有する登録商標です。Sonova AG は、使用許可を得てこれらのマークを使用しています。
*ロジャー ダイレクトを備えた補聴器と連動
**この機能は、新世代のロジャー オンで使用可能です。
Thibodeau, L. (2014). Comparison of speech recognition with adaptive digital and FM wireless technology by listeners who use hearing aids. American Journal of Audiology, 23(2), 201-210