製品に関連のある化学的規制へのフォナック AG の準拠状況、2015年12月5日改訂版
フォナック AG は、欧州改訂 RoHS 指令(RoHS 2)の下で採用される可能性のあるあらゆる新しい材料制限要件を含め、適用されるすべての法令に準拠すること、および欧州 REACH 規制の関連責務を遂行することに全力で取り組んでいます。
REACH (Regulation (EC) No 1907/2006 of the European Parliament and of the Council of 18 December 2006 concerning the Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)は、欧州で2007年6月1日に発効し、2018年までの段階的な期限が設けられた化学物質規制です。
フォナック AG は、人の健康と環境の保護を向上させるという REACH の全体的な目的をサポートします。フォナック AG は、安全に使用でき、製品のライフサイクル全体を通じて環境に与える影響が低い製品を提供することに全力を尽くしています。
フォナック AG は、医療機器メーカーとして、自社製品およびそのコンポーネントに含まれる物質を評価することにより、環境リスク、健康リスク、および安全性リスクを評価するために積極的なアプローチを取っています。フォナック AG は、顧客の要件または法的要件に基づいて、あるいはフォナック AG が予防的アプローチに基づいて適切であると判断する場合に、物質を制限する場合があります。フォナック AG は、法的に許可された物質であっても、具体的なデータによって健康面でのリスクまたは環境リスクが立証された場合にはそれを置き換えるように努めます。フォナック AG は、商業的および技術的に妥当な代替物質が市場で入手可能であれば、リスクを低減することにも尽力しています。フォナック AG では、代替物質の評価は継続的に行っているプロセスです。
フォナック AG は、適用されるすべてのREACH 要件を満たし、当社のコンポーネントまたは製品で使用されている化学物質に関する情報を顧客に提供することを確約しています。フォナック AG は、業界のサプライヤーと密接に協力し合って、フォナック AG 製品を確実に REACH に準拠させます。
フォナック AG とそのサプライヤーは、フォナック AG 製品の EEA 内での供給が確実に継続できるように、REACH の要件を満たすために必要な措置を講じてきました。
REACH 規制第33条(物品に含まれる物質に関する情報の伝達)に従って、0.1重量%の閾値レベルを超えてフォナック AG 製品に含まれている可能性のある SVHC(非常に懸念の高い物質)を以下の表に示します。現在当社が持つ知識と最新のサプライヤー情報に基づいたところ、当社のコンポーネントにも製品にも、その他の SVHC は一切存在しません。
SVHC(非常に懸念の高い物質): DEHP, bis(2-ethyl(hexyl)phthalate)
CAS 番号: 117-81-7
コメント:この物質は、別売りの PVC チューブとケーブル、または製品内の PVC 製のコンポーネントに存在する可能性があります。この物質は、装飾部品内に存在する可能性があります。
SVHC(非常に懸念の高い物質): 1,3-propanesultone
CAS 番号: 1120-71-4
コメント:この物質は、Sonova ブランド製品で使用されている Li 電池内に存在する可能性があります。
SVHC(非常に懸念の高い物質): 三酸化チタン鉛
CAS 番号: 12060-00-3
コメント:この物質は、Sonova ブランド製品に搭載されているマイクロホンの誘電体層に存在する可能性があります。