お子さま向けロジャー

幼い頃からロジャーをご使用になれば、絶えず変化し続ける騒がしい世界で、お子さまが確実に音声にアクセスできるようになります。

耳は脳への入口

お子さまのコミュニケーションの方法として言葉を聞いたり話したりすることを選択したならば、この”入口”を聴覚技術を用いて最大限に開いていてあげることが重要です。そうすれば、お子さまが聞き、話し、読む学習能力が妨げられることはありません。1

  • 補聴器または人工内耳を適切にフィッティングして常に装用し、ロジャーと組み合わせ、ことばに十分に接することができる環境下で使用すれば、言語発達の遅れを阻止することができます。2
  • 幼い頃からロジャーを使用すれば、学校に行く準備や読み書きの学習に必要となる4500万語を達成する上で、驚異的な効果を得られます。3
  • お子さまが自分で活動できるようになると、1日の42%をご両親や面倒を見てくれる人から2メートル以上離れて過ごすようになります。4ロジャーは、離れた距離から明瞭な音をお届けするのに有用です。
     
おとぎの国の入口に立つ少女の画像

会話するほど、反応が改善

幼児は、距離が離れていたり騒音下であったりすることが原因で、言語を構築する家族との会話に接する機会を失ってしまうおそれがあります。最近の研究によれば、自宅でロジャーを使用することにより、補聴器だけを使用した場合と比較して1分あたりおよそ11語多く言葉を聞き取れることが明らかになりました。5ロジャーを追加するだけで聴き取り可能になるあらゆる会話を想像してみてください。さらに、次の結果も明らかになりました:

  • 80%のご家族が、ロジャーの使用により離れた距離から子どもたちに話しかけるときのコミュニケーションが改善したと報告しました。
  • 35%のご両親が、ロジャーを使用している間、子どもたちの欲求不満が減ったと報告しました。

聴き取りが容易

聴き取りの際に生じる疲れは、とりわけ騒音下や離れた距離から話しかけられた内容をお子さまが何とか理解しようとより一層努力することで生じます。軽度難聴を患うお子さまにもこのリスクは存在します。7

  • 疲労、朝寝起きの眠気、不注意、情緒不安定、および学習障害などは、聴き取り疲れの症状に該当します。7
  • 高度の疲労が繰り返されると、お子さまが日々の活動に従事することがより困難になり、学業に支障をきたし、睡眠のパターンが乱れ、生活の質の低下を訴えるようになります。8

ロジャーはご両親の声を直接お子さまの耳に届けるので、一日の終わりに疲れきってしまうことはありません。

キャンディーの国の少女の画像
音環境下にある子どもたちと大人の画像

ロジャーで子どもたちが愛する人たちとつながる

ご家族は、子どもたちに人生初の人との交流を提供します。子どもたち自身の発話や言語を発達するためには、ご両親の音声を聞けることが必要です。このつながりは、お子さまの安全面、協調性、健康で安心していられることにおいても重要です。

車の後部座席に座っていても、公園を走り回っていても、慌ただしい幼稚園にいても、お子さまはあらゆる方向から届く音声を理解できるようになります。

ロジャーとワイヤレスアクセサリー

ロジャーは補聴器、人工内耳、および骨固定型補聴器との互換性があり、より騒がしい世界でお子さまにより多くの言葉や会話へのアクセスを提供するための理想的なソリューションです。

フォナックは、お子さまに遠距離・近距離両方において、最良のアクセスを提供する総合的ソリューションを開発しています。ロジャーと指向性設定にしたフォナック スカイ*補聴器により、無指向性設定と比較して、ことばの理解に26%の改善がもたらされることが実証されました。6
 

 

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ご両親のための超軽量マイクロホン

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参考文献
 

1 Flexer, Carol (2018).耳は脳への入口。フォナック インサイト、2018年5月23日 www.phonakpro.com/evidence
2 McCreery, R. W., Walker, E. A., Spratford, M., Bentler, R., Holte, L., Roush, P., … Moeller, M. P. (2015).乳幼児の言葉の可聴性支援の長期的な予測因子。Ear and Hearing、36、24S–37S.https://doi.org/10.1097/AUD.0000000000000211
3 Hart, B. および Risley, T. (1995).米国の若い子供たちの日常体験における重要な相違。Baltimore, MD: Paul H. Brookes 出版。
4 Mulla, I., および McCracken, W. (2014).難聴を抱える就学前児童に対する周波数変調。Seminars in Hearing, 35(03), 206–216.https://doi.org/10.1055/s-0034-1383505
5 Benitez-Barrera, C..R, Angley G., および Tharpe, A.M. (2018)家庭におけるリモート マイクロホン システムの使用:ケアギバーの会話の影響。Journal of Speech, Language and Hearing Research, Vol. 61, 399-409. https://doi.org/10.1044/2017_JSLHR-H-17-0168
6 Jones, C., および Rakita, L. (2016). 雑音に対応する強力なデュオ:Cliロジャーとフォナックの指向性。フォナック フィールド スタディ ニュース、2018年5月23日 www.phonakpro.com/evidence
7 Hornsby, B.W., Naylor, G., および Bess, F. H. (2016)疲労の概念の分類および難聴との関連性。Ear and Hearing, 37 Suppl 1, e1-e10.https://doi.org/10.1097/AUD.0000000000000289
8 Garralda, M.E.& Rangel, L. (2002).注釈:幼年期と思春期の慢性疲労症候群。Journal of Child Psychology and Psychiatry, 43 (2), 169-176.http://dx.doi.org/10.1111/1469-7610.00010
*スカイ V およびスカイ B 補聴器には、ダイレクト音声入力があります(DAI)。